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用語
世界

下界


魔力の少ない人間が住む世界。空月の住んでいた世界。
世界の基本であり、魔界と相互的に影響し合う。
下界の崩壊は、魔界の崩壊に繋がる。よって、魔界の住人は必要以上に下界へ影響を与えてはならない。しかし、魔界の生態系が崩れた場合、下界との釣り合いが取れなくなり、下界に影響を及ぼし始める。現在、生態系のバランスを取るため、ガヴンが取り締まりを強化している。
稀に、手違いから下界から魔界へ移住する者もいるが、そのほとんどが、魔力の少なさの虚弱さ故に適応できずに、生き残ることができない。



魔界


もう一つの世界。下界のもう一つの姿。魔界の住人は下界を脅かしてはならない。また、下界へ影響を及ぼす者を排除する必要がある。その役を担う組織は二つある。
下界への居住、調査等は特別な権限が必要である。無許可の滞在は禁止されている。これを侵す者は排除の対象となる。


地域

下界のように地続きな大陸ではなく、個々の街や国が独立して存在する。地域の境は『マレーフ』と呼ばれる魔霧が存在する。マレーフは方向、時間を狂わせ、混沌の空間を生み出す。よって、移動魔法以外での渡航や歩行は非常に困難であり、魔界全体の土地の位置の把握は未だに誰も成し得ていない。地域毎の地図は存在するが、魔界全土の地図は存在しない。


大都市カナン

人口の多い大都市の一つ。空月の通う聖ドルイド学園もこの都市に存在する。治安が良く、経済も安定している。他にも学園がいくつもあり、年齢層が低い。そのため、『学徒都市』とも呼ばれている。



生態系

魔界では、種族による戦闘力の差が大きく、個体数と個体の強さは逆比例となり、パワーバランスが上位であるほどに、個体数が少ないピラミッド型の生態バランスである。
勿論、このピラミッドの例外となる種族も存在する。
基本的に、上位であればあるほどに、内在魔力が高く、戦闘力が高い。


魔物

亜人型の総称。明確な区分はない。人型擬態が不得手な種族をこのように呼んでいた時代もあったが、現代では差別用語になるため、下界に影響を及ぼす分別のない種族を呼ぶ場合が多い。 人型至上主義者は、他種族をこのように呼ぶこともある。


ハスター


全魔力  :
攻防割合 :
スピード :
討伐難易度:

蝙蝠の羽根を持ち、一つ目の魔物。知能は動物程度である。鋭利な羽根を持ち、巻き起こす風にもその効力がある。群集生物であるため、数匹倒してもすぐに増殖することが可能であり、戦術のない討伐では殲滅は難しいとされている。術者の言霊によって形態変化が可能である。


バイアクヘー


全魔力  :
攻防割合 :
スピード :
討伐難易度:

術者がハスターを生贄に召喚できる大型魔物。全長20~30mの半身人型半身蝙蝠の姿であり、額に三つ目がある。目が弱点だが、討伐は非常に困難である。通常であれば、特別部隊を編成する必要がある。


液体型

魔物の形態。物質的攻撃が効かず、多くが他の生物を乗っ取る能力を有している。心臓のような「核」を壊すか、身体から離すことで死亡する。液体型に対する正攻法は、核を見つけ出し、それのみを破壊することだが、核は見つけにくく、常に移動できるため、討伐するには何かしら戦術を必要とする。
本体全体に攻撃を加え、核毎破壊する方法もあるが、正攻法とは言えない。



魔族

聖族と相反する種族。明確な区分はなく、この呼び方自体廃れつつある。聖族の属性に弱く、触れることすら出来ない。


聖族

魔族と相反する種族。明確な区分はなく、この呼び方自体廃れつつある。非常に少数しか存在せず、魔族に対抗する武力としても貴重な存在である。また、美しい部位が高値で売買されており、そのために狩りの対象にもなっている。


神獣

魔界で神としての崇められている存在。多くは自然現象そのものが体現したものであるが、仮の姿として人型に擬態も出来る。主に魔法使いがアンゲロスとして契約する。強大すぎる力であり、ナイト契約は難しいとされている。

魔女、魔法使い


全魔力  :
攻防割合 :
スピード :
個体希少度:

人間と悪魔の間の子。悪魔が餌として魔界に持ち帰った人間との間に出来た子供だと言い伝えられている。内在魔力の数量が少ないため、肉体的な強靭さはない。 現在では、爆発的に増えた個体数により、生態系のピラミッドの下位から中位まで登りつめた種族。
放魔力は低いが、魔力の変転に長けており、相手の弱点に合わせた攻撃が可能である。また、契約、召喚が得意な種族でもある。


霊獣(アニマル)


下界の獣の元の姿であり、下界での動物は、退化したアニマルが魔界から降り立ったと言われている。
アニマルは、獣型、獣人型、人型の3つの姿に変化することができる。獣型は本来の獣の姿であり、獣人型は、人型と獣の二つが合わさった姿であり、部位毎に変化することも可能な個体もいる。普段は人型で生活している個体が主である。すべての個体がこの3つに変化することができる訳ではない。差別用語として、変化が苦手な個体を魔物と呼ぶこともあり、人型以外での居住を拒否する地域もある。



生青(シイ)族


全魔力  :
攻防割合 :
スピード :
個体希少度:

風や音を操る種族。体の部位に刃物形状の武器が生え、敵を斬りつける。魔力、スピード、希少度のどれもすべて高く、アニマル内でも、トップレベルの強靭さである。ただし、防御が苦手であり、耐魔力が低い。



文化

言語

摘み子

魔界に適応できる下界の個体のこと。「魔界から種を落とされた」という説から生まれた言葉。このような個体は、下界の人間や環境に影響を及ぼすため、見つけ次第、魔界に連れ帰る処置が取られている。魔界に「戻った」個体は「摘み子」と呼ぶ。


習俗
生活様式

結婚制度

魔界では、一夫多妻制が一般的である。富裕層であればあるほど、優秀な後継者を多く必要としているためである。後継者が多い分、熾烈な後継者争いが起こるが、その争いを勝ち残ってこそ、後継者として相応しい、と信じられている。
虚弱な個体はすぐに死亡してしまうため、一般家庭でも、二・三人の妻を娶ることは珍しくはない。ただし、妻が増えれば増えるほどに養う必要があるため、貧困層には難しくなる。



通貨

通貨は、「ヤーガ」と呼ばれる紙幣である。通貨の流通が始まったのは、ガヴン創立と同時である。
通貨の普及率は高いが、一部の地域では物物交換が行われている。



魔法

魔力には、内在魔力と捻出魔力の二種類がある。内在魔力は、体内に留めておける魔力の数量を指し、捻出魔力は、喪失した内在魔力を補うために新たに創り出せる数量を指す。


内在魔力

捻出魔力によって生み出された魔力を体内に留めておける数量のこと。内在魔力が高ければ高いほどに、個体の戦闘力が高くなる。ただし、捻出魔力で補えないほどに魔力を消費してしまった場合は、いくら内在魔力が高くとも、戦闘力が落ちてしまう。
内在魔力の高さにより、高度な術が使用できる。これは、生まれ持った種族に依存するが、訓練次第で高めることもできる。
また、比較的簡単に測定することができる。


捻出魔力

空間における散在した魔霧を魔力へと変換する体内の機能、またはその変換数量のこと。捻出魔力が高ければ高いほど、持久力が高くなる。これは訓練で増やすことが難しく、個体によって限界がある。また、捻出魔力が尽きてしまった場合は、意識混濁してしまい、内在魔力の維持も難しくなる。
特殊な検査で測定することができる。



全魔力

内在魔力の別名。個体の体力としての認識が一般的である。また、放魔力耐魔力の総量である。

下界の人間でも、魔界の影響を受けないように最低限の抵抗力として多少は存在する。しかし、抵抗するための魔力であるため、通常は補助器具を用いらなければ、魔界では生活が出来ない。稀に補助器具なしで適応できる個体もおり、『摘み子』と呼ばれる。



耐魔力

攻撃魔法に対して、どれだけ耐えうるかを表す数値。防御魔法には、この力の大きさが関わり、高ければ高いほど、強力な攻撃に長時間耐えられ、高度な防御系魔法も使用できる。



放魔力

攻撃魔法を、どれだけ放出できるかを表す数値。高ければ高いほど、高度な技が使え、相手の耐魔力が削ることができる。
また、魔力を放出するだけでなく、体の一部や魔玩具に留める場合も、この力を必要とする。



魔法術のロジック

術や技にはロジックが存在する。発動させるには、術の構成、仕組みを理解し、具現化させる必要がある。ロジックの理解、具現化を省略したものが、スペルまたはトリガーである。ロジックの理解度が深い場合は、トリガーのみで発動することもできる。また、上級者であれば、具現化の際に、アレンジを加えることも可能である。
術のロジックを明記した指南書は数多く存在するが、どの指南書も正確ではない。というのも、理解したロジックを具現化させようとするも、具現化の段階で躓いてしまった場合、指南書を変更したとする。しかし、一度ロジックを把握してしまい、まったく別の指南書を読んだとしても、具現化の際に迷いが生じ、その揺らぎから具現化に弊害が生じる。このように、本人の適正に合わない指南書を独学で学ぶことは非常に危険であり、指導者の居ない環境での指南書はあまり意味を成さない。 よって、教育機関が重要な役割を担っている。しかし、現状では、教育を受けられるのは一部の富裕層のみであり、格差を生んでいる。



言霊(スペル)

術のロジックを当てはめ、ロジックを短縮し、言語化した音声による放魔法。
術にはロジックが存在し、スペルを真似るだけでは術は発動しない。一度そのロジックを理解していれば、スペルに乗せて、術が発動する。
主にスペル、手の動きによるトリガーのセットで術を具現化させるが、術の理解度、完成度が高い場合は、スペルを省略することも出来る。



トリガー

術を発動させるため、体の一部の動作に当てた術発動の引き金。術者が決めることができ、誤発を防ぐために日常生活の動き以外の動作を選ぶ。



魔霧

空間における散在した魔力の源。一説では、死んだ者の霊魂ではないかと言われている。地域によって発生する魔霧の性質が異なり、濃い地域では、捻出魔力の機能に障害をきたす恐れがある。
マレーフも魔霧の一種である。



魔玩具

魔力を変転させ、技や魔法陣、結界等を簡易的に使用できる武器。形態は様々であり、武器毎に特徴が違うため、一個体当たり、一つの武器として生涯を共にするものである。主人以外のスペルには反応せず、他者が使用すると、魔力をうまく変転できず、魔力を放出するだけになってしまう。
起源は、ヴァルキリーのある武器職人によって発明されたとあり、ヴァルキリーが使用し始めたことから、ナイト魔女が増加した。



契約

永久使者(ナイト)

契約主である者から、契約呪と呼ばれる契りを口移しで受け取り、体内に直接結びつかせることで成し得る契約使者。契約内容は、契約主の保護である。例えどんな状態であっても、この条件を破ってはならない。
また、契約主も、呪を受け取った契約者も、この契約を破棄することは出来ない。契約主か、契約者のどちらか一方が死亡した場合のみ、この契約は解除されると言われている。
契約者に制限はない。この契約により、互いの種族特有の力を発動することが出来る。これは、呪を結ぶ際に血が混ざるためという説がある。



臨時使者(アンゲロス)

神獣と呼ばれる種族と契約を結び、その契約者の一部の力を一時的に引き出す召喚術。
ナイト契約と違い、一部分しか能力を引き出せないが、神獣の強力なエネルギーそのものを術と掛け合せることで、応用の利く技が生み出せる。
契約主が死亡した場合のみ、解除され、神族側の負荷は無いに等しい。位の高い神族ほど、強力なエネルギーを保有しているが、その分、契約も難しいとされている。
ナイトの体を経由することで、アンゲロスの本体の力を与えることもできるが、契約者への負荷が高く、失敗する場合が多い。



呪術

神荼(シント)

スペル:
 『東の海の悪鬼を払いし神の手よ、西の虎が食い散らした渣滓を其の眼に映せ』

難易度:
効果:
結界。出現範囲が小さく、決まった形でしか出現できず、一方向のみ防ぐ形である。一度発動させれば、攻撃により術者の耐魔力を削ることはなく、一定時間保つ。障害物の多いフィールドでの使用に向いている。



黄隼(オウシュン)


スペル:なし
属性:
形態:隼
効果:
アンゲロスの力の一部の召喚術。隼の形状で出現し、出現中は、術者が操作できる。



口縫い

スペル:
 『罪人の口を縫い、瞳を閉じ、耳を塞ぎ、全てを奪う』

難易度:
効果:
対象者を気絶させる精神干渉呪術。ただし、対象は一つしか指定できない。術者の内在魔力が対象者より大きいことが前提条件である。高難易度の呪術であり、失敗することが多い。一時的に内在魔力を高めることで防ぐこともできる。



天笠(テンリョウ)


スペル:不明

難易度:
効果:
結界。指定範囲内の物質を一定の状態に保つ。解除は術者のみ可能である。出現範囲は自由。しかし、大きければ大きいほどに完成までに時間がかかり、難易度も高くなる。



冥愚(メイグ)

スペル:
 『傀儡を弄ぶ嬰児から光を奪え』

難易度:
効果:
結界。出現範囲も形状も自由なため、応用の効く結界である。ただし、出現後、攻撃により術者の耐魔力を削るため、長期的な使用には向かない。



思想

人型至上主義

人型擬態が得意な種族こそが最上であるという思想。人型擬態が得意な種族の中でも、人型擬態が不得手な者も居り、それを嘲る傾向にある。


組織

ガヴン



“大お婆様”と呼ばれる元祖魔女を尊厳者とした、魔界下界の治安維持組織。
中央監査室が、専門分野に特化したそれぞれの部隊に指揮する。
空月の所属は、ガヴンの学徒部隊に当たり、学徒部隊は学園単位で存在し、聖ドルイド学園もその一つである。ちなみに、学徒部隊に属する生徒は、見習いガヴンと呼ばれる。



ヴァルキリー



魔界下界の治安維持集団。“大お婆様”を尊厳者とした集団であり、ガヴンとは、治安維持という目的は一致しているものの、思想的な違いから現在は敵対関係にある。
ナイト魔女だけで構成される集団であり、元は一つの民族であり、小規模であったが、魔玩具の開発によって規模が大きくなり、ガヴンに匹敵する集団になった。
指揮系統は存在せず、班編成で討伐を行っている。班の長が集う議会で連携や情報交換を行う。議長は王女が行い、ヴァルキリー内での決め事の決定権は彼女にある。
班の人数制限もなく、班同士の優劣はないものの、討伐数が多い班ほど、議会での発言力がある。

女尊男卑的な教えを説いており、構成員全員が雌である。



聖ドルイド学園

ガヴンを育成する教育機関。名門校でもあるが、その中でもリベラルな学園であり、種族による入学制限はない。中等部から高等部までで構成されていおり、それぞれ1回生から6回生と呼ぶ。
1~3回生女子の制服。

執行部

ガヴン教育機関に設置される、生徒による自治的な組織。会長・副会長・監査長三名がおり、直属の部下として、数名の生徒を任命することができる。
主な仕事は、生徒の適性検査や、それに見合った任務の生徒を派遣することである。

外務任務課

執行部に所属する任務実行部隊。4回生から所属が可能である。必修授業の免除、生活費、学費の免除等、良待遇だが、任務による死傷者が出ることも少なくない。執行部内か、それよりも上位の権力者の3名の許可が必要である。
また、将来ガヴンでキャリアを積むのであれば、所属し、成績を残しておくことが必要である。そのため、志望者も多く、倍率が非常に高い。